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夢を見て傷ついた '大人' のためのアニメ 「えんとつ町のプペル」 【韓国の記事】

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こんにちは、いずみです。
先日も「えんとつ町のプペル」」の韓国レビュー記事をご紹介しましたが、こちらは原作者の西野亮廣さんのことにも触れていてわかりやすいのでもう一度記事にしました。

「えんとつ町のプペル」に込められたメッセージは、韓国の方々の心にもまっすぐに届いているようです。

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■可哀想で愛らしい'ごみ人間'キャラクター…26日封切り

(ソウル=連合ニュース)カン・エラン記者=ボロボロの布と破れた傘、さびたバケツ、どこかから外れたレンズなど、あらゆるゴミで作られた'ごみ人間'プペル。

えんとつ町のプペル

日本のアニメ'えんとつ町のプペル'は夢を信じて真実を明らかにすることが禁止された世の中に向けた鋭い批判と、このような世の中を変えようとする輝く勇気を描いている。

アニメの背景は真っ黒な煙が空を覆ったえんとつ町だ。 ここでは空を見上げることが禁止されており、夢を信じたり真実を知らせようとすることもこわい目でにらまれる。 他人と違う行動や考えも検閲の対象だ。

町から遠く離れたゴミの山から生まれたプペルはみんなが華麗な衣装に扮装したハロウィンパーティーに姿を現すが、彼の奇怪な姿と悪臭で人々はみんな逃げて行ってしまう。えんとつ町を管理・監督する指導部はプペルを怪物だと思い焼却してしまおうとする。

プペルを危機から救ってくれた人は、体は小さいけれどエネルギーがあふれるルビッチ。 ルビッチは、村人たちからほら吹きだと思われているお父さんが話した星の存在を信じている。 しかし、ある日突然お父さんが消えて一人ぼっちになり、一人で煙突に座って空を見上げるようになる。

ルビッチとプペルは友達になって、町を覆った煙の向こう側のきらきら輝く世界に対する想像を分かち合う。 結局二人はえんとつ町の秘密を暴いて、煙の向こう側の世界に進む冒険に乗り出すことになる。 お父さんがルビッチに聞かせてくれた話は果たして事実だったのだろうか。

えんとつ町のプペル

アニメはコメディアンであり、童話作家である西野亮廣が書いた同名の童話本を原作に作られた。 クラウドファンディングを通じて制作されたこの童話本は、累積発行69万部を突破して大きな人気を集めた。 西野亮廣はアニメの製作にも参加した。

原作と同様にアニメは夢を持てばあざ笑われて、行動すれば非難を受けるえんとつ町を、まさに私たちが生きている世界として眺めている。 このような世界で空を見上げるルビッチとプペルを通じて夢をあきらめないことの価値を伝える。

画一化を強要する社会、個人の利益を追う政治集団、環境汚染など社会現象があちこちに溶け込んでいて、現実にぶつかって傷ついたことがある人なら共感する物語が描かれていて、子供だけでなく、'オルンイ'(大人だが子供の感性を秘めている)にもふさわしい。

何よりも温かくて純粋な心を持つプペルは可哀相でありながらも愛らしい。 プペルは人々に無差別的な攻撃をされたが、誰も恨まない。 ルビッチの夢を応援しながらそれをかなえてやるためにどんな犠牲もいとわない。 プペルは世の中に追い詰められて傷ついた私たちの姿であると同時に、そんな私たちをそばで元気づけてくれる存在だ。

'そのまま煙にのまれても大丈夫なのか'、'前に進んだ船は輝く海に飛び出しただろう、これはどんなに素敵な光景なのか'など、夢を脅す現実と、これを克服する勇気を引き出すセリフや歌詞も目立つ。 ルビッチとお父さんの切ない親子関係は胸を詰まらせる。

来る26日封切り。ランニングタイム100分。 観覧制限なし。

えんとつ町のプペル

元記事と画像の出所:連合ニュース

※オルンイとは、子供たちが好きな映画や漫画、おもちゃなどに熱狂したり、これを狂的に収集する趣味を持った大人。 '大人(オルン)'と'子供(オリニ)'を合わせた言葉。

「えんとつ町のプペル」はふつうの絵本よりも文字が多いので原文のまま童話本と訳しました。でも西野さんは「絵本作家にしのあきひろ」と名乗っています。

子供だけでなく、大人の心にも響く「えんとつ町のプペル」が世界の国々にも広がり始めました。

 

韓国版はこちら。
リンクから 「미리보기」をクリックすると中も見られます。

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