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ナムジュヒョク・ロングインタビュー【2021.1月 スポーツ韓国】

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こんにちは、いずみです。

今年の初め「スポーツ韓国」に掲載されたナム・ジュヒョクさんロングインタビュー記事をご紹介します。
かなり長くなりますが、よろしければお付き合いくださいませ。

※この記事は2021.1.12に姉妹ブログで書いたものを移し、リライトしました。

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ナム・ジュヒョク、柔らかな清らかさで音もなく染み入る

映画「ジョゼ」でヨンソク役を担当し、昨年はネットフリックスオリジナルドラマ「保健教師アン・ウニョン」・ドラマ「スタートアップ」を披露、今年はイ・ソンミンと共演した映画「リメンバー」が封切り予定。

ナムジュヒョク 韓国映画 韓国ドラマ

※記事の中に「ジョゼ」のネタバレ部分があります。

俳優ナム・ジュヒョクについて個人的に思い浮かぶ記憶の中で忘れがたいエピソードがひとつある。

ナム・ジュヒョクが2018年、映画「安市城」にチョ・インソンと肩を並べ主演として活躍した当時、インタビューの席で「今年の映画授賞式で新人賞はナム・ジュヒョクにすべて与えられるだろう」と、質問ではない質問を投げかけた。

その時ナム・ジュヒョクが真顔で断固として答えた言葉は『感謝するが、最優秀新人賞に大きな欲がない。 私よりも上手な方がいるのなら、その方たちが受けられるのが正しい。賞に対する大きな欲を持っていない』という内容だった。

返事とともに必死で首を横に振りながら自分へのほめ言葉がまだ続くかと恐れている姿がとても強く印象に残った。

自分に向けられる称賛を苦手に思う姿が印象的だった。

ざっくり整理すると、自分に対する厳格な評価を原動力に俳優という職業の世界で一段ずつステップを踏みながら上に上がっていく道を選んだように見えたというか。

そしてその年に開かれた「青龍映画賞」と「今年の映画賞」などの映画賞授賞式で最優秀新人賞は予想通りナム・ジュヒョクが総なめにする結果となった。

ドラマ「恋するジェネレーション(2015)」でドラマ初主演を務め、「麗〜花萌ゆる8人の皇子たち(2016)」と「恋はチーズイン・ザ・トラップ(2016)」を経て、

「恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ(2016)」と「ハベクの新婦(2017)」の主演までが(もちろん、

これだけでも驚くほど早い成長スピードであることは明らかだ) モデル出身の注目される20代男性俳優にとどまっていたとすると、

映画「安市城」を皮切りにJTBCドラマ「まぶしくて(2019)」で安定感あふれる演技力はもちろんのこと、

相手役たちと水が流れるように息を合わせドラマと映画の区分なく同年齢俳優の中で断トツのキャスティング1位に急浮上した。

昨年秋、披露したネットフリックスドラマ「保健教師アン・ウニョン」ではアン・ウニョン(チョン・ユミ)と共に学校内の奇怪な存在たちを退治していく漢文教師ホン・インピョを演じ、以前には見たことのない独特なキャラクターを表現したかと思えば、

最近放送終了したtvNのドラマ「スタートアップ」でナム・ジュヒョクは天才開発者であり、左脳型人物ナム・ドサンを演じ、夢を広げるために東奔西走しながら成長していく、

まさに今の若者の姿を描き出し、数多くの女性ファンを量産していたりもする。

そして先月公開した映画「ジョゼ」(監督キム・ジョングァン)ではお婆さんと二人きりで暮らし、自分だけの世界に閉じ込もっているジョゼ(ハン・ジミン)という女性の心を開いて

自分もまた彼女の世界に深く入っていく就活生ヨンソクを演じて観客たちの眠っていたロマンス細胞を起こしたりもした。

映画「ジョゼ」の中のヨンソクは就職を目前にした就活生であるうえ、アルバイトで生計を立てなければならない疲れた若者だ。

人妻の女教授との一夜の逸脱も、自分に惚れて近づいてくる女性の後輩もあえて拒まない、かなり世俗的な若者だが、心は想像の中の世界で生きているジョゼという特別な女性へと向かう。

多くの人々の人生のロマンス映画と数えられる犬童一心監督の日本原作「ジョゼと虎と魚たち」とキム・ジョングァン監督の「ジョゼ」は性格がずいぶん違う作品だが、

泣き出しそうな顔でしきりにジョゼに向かう足を止められないヨンソクと、彼を突き放そうとしながらも最後まで彼と一緒にいることを望むジョゼの切実な感情が長く心に残る。

ずっと不安で、一方では天に届く喜びを一緒に経験するようにした、まさにその初恋のひりひりする思い出を惜しげもなく呼び戻すというか。

『ハン・ジミン先輩と「まぶしくて」の後「ジョゼ」で再び出会うことになりました。

前作では一緒に演技した時間が長くなかったんです。

「ジョゼ」は最初から最後まで一緒に演技をして、もう少し深く長く息を合わせられてよかったです。

撮影前、作品に対する話を交わす時もちょっと早く深くたくさんの話を交わせました。

前作の時も感じたが、ハン・ジミン先輩は相手俳優のためにカメラの外でも中でも100%の演技をしてくれる素敵な先輩でした。

学ぶ点が本当に多かったです』

ハン・ジミンとナム・ジュヒョクの「ジョゼ」キャスティングのニュースが知らされた時、二人の正統ロマンス共演に向けた期待の視線が多かったのは事実だ。

短く太く息を合わせた前作でのケミがよかっただけでなく、映画界ではメロジャンルが、日照りに豆が出るようにまれに製作される傾向があるから。

特にメロジャンルに特化したキム・ジョングァン監督の演出だから作品に対する期待感は大きくなるしかなかったはず。

『メロジャンルだからなのか、人物に集中できるというのは魅力的であり、一つの幸せな思い出として残っています。

キム・ジョングァン監督やハン・ジミン先輩と意思の疎通をたくさんしました。

ヨンソクが感じる感情、人物たちの台詞の一言、空間が与える音についても話を交わしました。

劇中のジョゼがウイスキー愛好家だが、キム・ジョングァン監督がウイスキーの種類に博学多識で面白い話もたくさん聞かせてくださいました』

ナム・ジュヒョクは「ジョゼ」の制作報告会当時、制作記映像を一緒に見ていたところ、予想もしなかった涙を流して周囲を驚かせたりもした。

互いに全て?相反する人生を生きていた二人の男女の深くて短い愛と別れを描いた映画であるだけに、今もなお主人公ヨンソクに没入したからだと思われた。

『もう一度謝ります。 その映像を制作報告会の日に初めて見ました。

他の作品をしている最中でしたが、制作記の映像を見てみたらジョゼとヨンソクの感情を長く深く見せてくれたんです。

当時のことがたくさん思い浮かび、ジョゼとヨンソクの最後を知っているため、私も観客の立場で没入しました。

メロの力でしょう。 人と人が作る物語であり深く感情を交感させて作っていくストーリーなので私もすぐに没入してしまったようです』

道で車椅子に乗った状態で倒れて身動きがとれないでいるジョゼを見つけ彼女を安全に家まで送ってやった後、ヨンソクが初めてジョゼに心を開くのは、まさにジョゼが作ってくれたボンデキ鍋を食べた場面だ。

この見知らぬカップルがどうやって恋人になっていくのか、好奇心を持って映画を見る観客もやはり2人に向けた応援を始めるようにする場面でもある。

『ボンデキ鍋を食べる場面もそうだし、ヨンソクがおばあさんが運ぶ家具を奪うように持って再びジョゼの家を訪れるシーンも全て本能的に演技しました。

台本から見える状況の中で本能的に演技しました。 ジョゼの家という不慣れな環境で、一度も見たことのない一般的でない台所道具で料理を作るのを見ながらとまどうじゃないですか。

その時、ジョゼが「どうしたの?毒でも入ってるって?」と言うが、そこで初めて選択をしなければならないんです。

家具運搬の場面でも家具を下すなり大きなため息が出るほど遠い道を本当に歩いてきたということを表現しようとしました』

キム・ジョングァン監督の「ジョゼ」は状況説明やストーリー的な側面であまり親切な映画ではない。

彼らがなぜ愛に陥るようになったのか、そのような難しい恋をすることになったにもかかわらず、どうして終わらせてそれぞれの道を行くのかについて説明しない。

映画のすべての登場人物と背景、小物、サウンド、音楽を通じて、ただこのふたりの人生と交感を観客たちが徐々に感じてくれることを望むスタイルだ。

『ヨンソクの感情は憐憫よりは愛だったと思います。

ジョゼという人は人間だけでなく、彼女の家と空間、自分だけの言語で世の中を眺めて表現するすべての点が含まれています。

ヨンソクは彼女のそんな点に肯定的な好奇心が起きて彼女と言葉を交わすほど「もっと知りたい」「もっと話をしたい」という感情に発展する。

そして滅多に居ないジョゼという人からときめきと震え、そして愛、責任の感情を持っていくようになったんです。

3~4年前に原作を見たことはあるが、僕たちの映画ではキム・ジョングァン監督が演出した世界の中のヨンソクを表現しようとしました。

完全に僕だけの方式でのヨンソクを創造したかったです』

ナム・ジュヒョクが劇中で最も好きなシーンはジョゼを背負って遊園地を歩いて観覧車に上がる場面と水族館のシーンだ。

ジョゼを愛するヨンソクだけのやり方と愛に対する観点がそのまま現われるシーンであるためだ。

『「ジョゼ」の中でヨンソクはジョゼと出会って、人と愛に対する責任感を習ったのではないかと思います。 一言で責任感ある恋でした。

ジョゼを愛した瞬間からジョゼが望む外の世界を見せてあげたかったし、ジョゼが家を抜け出て外の世界に接した時、彼女の靴底が汚れていないことを望む心、彼女をきれいな感じで守ってあげたい、そんな心ではなかったかと思います。

だからヨンソクがジョゼの車いすを押してあげながら落ち葉の道を步くシーンも好きなんです。

水族館のシーンもやはり撮影しながらたくさんの感情を感じました。

水族館を眺めているジョゼとヨンソクの視線が全く違う方向を向いているじゃないですか。

ヨンソクは水族館の一番上の部分を、換気扇が回っていて機械がある水の上の世界を見ているならジョゼは水の中の魚たちが泳ぐのを見ています。

ジョゼは「寂しいけどあなたと一緒に閉じ込められている」と思っていて、ヨンソクは違う方向に向かっていてその場面が記憶に強く残っています』

昨年休む暇もなく働いたナム・ジュヒョクの作品の選択基準は何だろうか。

音もなく力強い成長を見せながら、20代の俳優の中で断トツに頭角を現わしている彼自身の感想も気になった。

『自分ではそんなに成長したと感じていません。

成長しようと作品を選択することもなく、ある作品を一緒に作っていく一員として最善を尽くして演技しただけです。

一緒に作って行こうと努力をたくさんしました。

個人的に自分がまだとても足りないと感じるので「どの部分においてこれほど成長した」という部分は特にないです。

作品を選択するときは自分も共感することができ、多くの方々が共感できる作品を選びます。

キャラクターも同じですよ。

基準をきっちり持って選ぶよりは私が引かれる役を選んで最善を尽くします。

観客と共感をやり取りできるキャラクターであるかという点も重要です』

原作「ジョゼと虎と魚たち」が、映画マニアの間で最高のロマンス映画とされる理由の一つは容易に壊れやすいつらい恋だと知りながらも、その中に飛び込む恐れを知らない20代の若者たちの物語をそのまま描いていることだ。

キム・ジョングァン版「ジョゼ」の長所の一つはこのすべての情緒をひっそりと落ち着いて描きながら、観客たちがジョゼとヨンソクの人生に自分の人生を投影するようにさせるところにある。

『ヨンソクもやはりガラスのように壊れやすい人物という分析をしてくださったと思うが、不安な状況に置かれた人物でした。

ジョゼほどではないが就活生に誰が手を差し伸べてくれてもすぐその手を取ってしまった善良な人物でした。

その町に住んでいる善良な青年を表現したかったです。 環境的には不安な状況に置かれているが、自分の前途だけ考えることはできない人物でした。

私は中学校の時にバスケットボール選手として長く活動して瞬間集中力がかなり高いです。

演技の長所として挙げることができるかわからないが、撮影していたら現場の状況が急激に変わる瞬間もあるんですよ。

そのたびに集中力を失わないように努力します。 あえて掲げてみようとすれば深く集中するという点くらいですね。(笑)』 

【元記事と画像の出所:スポーツ韓国】
movie.v.daum.net

長文記事のため、画像は1枚のみ掲載しました。

感想

若くてカッコいいナム・ジュヒョクさんはアイドル的な仕事もあると思いますが、韓流スターにとどまらず、韓国を代表する俳優として大成して欲しい方です。

2020年4月までYGに所属していたのは意外でしたが、Wikipediaによるとコンテストで優勝してモデル契約をした事務所がYGとパートナーシップ契約を結んだからそうなったのですね。

現在はコン・ユやコン・ヒョジンが所属しているSOOPに在籍しているそうです。

力のあるYG傘下に居たから恵まれたスタートを切れたのは間違いないけど、ジュヒョクさんの記事を読めば読むほどYGとは合わない感字がするので移籍して良かったと思います。

ジュヒョクさんは主演俳優としてチヤホヤされたり自分だけ目立つことよりも、出演者の一人としてみんなでひとつの作品を作り上げることに魅了されているようです。

ファンにキャーキャー言われて満足しているスターとは目指している所が違いますね。今年も活躍が楽しみです。

【参照】

ナム・ジュヒョク - Wikipedia
所属事務所SOOP  http://www.msoopent.com/

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