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「ジョゼ」 ハンジミン・ナムジュヒョク cine21 №.1283 インタビュー記事 ②前半【2020年】

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こんにちは、いずみです。ナムジュヒョクファンの方が当ブログをTwitterで紹介してくださったおかげで、ほぼ1年前の記事が日の目を見ました。
ジュヒョクファンの皆様ありがとうございます^^

去年「ジョゼ」が韓国で公開された時に現地のネット記事をいくつかアップしています。

今回はcine21のハン・ジミンさんのインタビュー記事です。元の記事はかなり長いので2回にわけています。

※この記事は2020.12.15に姉妹ブログに投稿したものを移転して書き直しています。

 

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韓国映画「ジョゼ」の背景

・原作は「ジョゼと虎と魚たち」田辺聖子の短編恋愛小説。『月刊カドカワ』1984年6月号に発表

・映画「ジョゼと虎と魚たち」犬童一心監督が2003年に実写映画化。主演は妻夫木聡(恒夫)、池脇千鶴(ジョゼ)

・キャラクター原案の絵本によるコミカライズ作品が2020年1月6日発売『ダ・ヴィンチ』(KADOKAWA)2020年2月号より連載

・劇場アニメ「ジョゼと虎と魚たち」2020年夏から12月25日に公開延期。キャストは中川大志(恒夫)清原果耶(ジョゼ)

・韓国版「ジョゼ」2020年12月10日~上映中。キム・ジョングァン監督がリメイク。主演はナム・ジュヒョク(ヨンソク)、ハン・ジミン(ジョゼ)

韓国映画「ジョゼ」についてまとめた記事はこちらです

「ジョゼ」 ハンジミン- もっと遠く、より強く

ジョゼ ハンジミン

<ミスペク>のペク・サンアを演じ、同年、俳優が受けられるほとんどすべての賛辞を受けたハン・ジミンが選択した人物は障害のために外の世界と断絶されたまま本を通じて世の中と接するしかない<ジョゼ>のジョゼだ。

ドラマ<知っているワイフ><まぶしくて><ある春の夜に>を通じて彼女が見せてくれた人物たちもまた、ぐずぐずしたり立ち止まる余裕なく日常を戦闘的にやり過ごすキャラクターたちだった。

作品以外でも様々な社会活動を通じてどのような障害物でも賢く乗り越えるようなイメージを構築したハン・ジミンとジョゼの組み合わせが気になった理由は、これまで見られなかった俳優の新しい面を見ることができるようだからだ。

ハン・ジミンのまた別のスタート地点になるかもしれない<ジョゼ>の封切りを控えて、原作とは違うジョゼだけの恋愛方法に関して、30代を終える2020年の悩みと関心事について聞いた。

-<ジョゼ>は、映画では<ミスペク>の次の作品であり、ドラマ<まぶしくて>で一度息を合わせたナム・ジュヒョクとの相次ぐ作業、また有名な原作映画のリメイクという多くの負担感を抱いてスタートした映画だ 

=<最悪の一日>の試写会の時キム・ジョングァン監督と対話しながら、一度は一緒に作業したいという考えを持つようになった。

以降<まぶしくて>を作業した直後ジュヒョクさんから<ジョゼ>にキャスティングされたという話を聞いてシナリオを読んでみた。

私がジュヒョクさんと作業していくらも経ってないのに大丈夫かと監督に尋ねたら、『二人がさらにリラックスした息を見せてくれそうだ』とおっしゃって、また、シナリオも原作と違う方向だから『ハン・ジミンが見せることが出来る点が明確にあるようだ』とおっしゃった。

難しいがジョゼを知っていく面白さがあるだろうと思った。

-どのような点が難しそうだったのか

=犬童一心監督の映画を見てずいぶん経つが、わざともう一度見ようとはしなかった。

キム・ジョングァン監督が描いた、そしてまた私だけの完全なジョゼを表現したくてだった。

多分監督もシーンごとに原作との差別性を念頭に置いていたら、リメーク出来なかったようだ。

私が難しいだろうと予想した点は、本を通じて世の中と接するキャラクターとしてのジョゼ、自分の感情を言葉であらわさなかったり、表現の幅が広くない、穏やかながらも色がはっきりしておらず、また馴染みがないが独特の魅力が感じられるジョゼだけの色を果たして上手く表現することができるだろうか、という点だった。

劇中のジョゼに接するヨンソク(ナム・ジュヒョク)と観客のすべてが、ジョゼがどんな人間なのか犬童一心監督の映画の時とは異なって受け入れることになると思う。

-シナリオ上ではジョゼの感情の変化をつかみ取ることが出来る場面やセリフなどが明確に描写されていないためにどのような映画になるか予想するのが難い

=人物のまなざしや表情、映画の温度、気で伝わる情緒的な響きが多い映画だ。キム・ジョングァン監督だけの色彩でもあったようだ。

-オンライン製作報告会でキム・ジョングァン監督は<ジョゼ>の空間をうまく表現するため、どれほど多くの力を入れたかを紹介した。
ジョゼの空間に入った時の気分はどうだったか。

=作業前には監督が見せてくれたリファレンスイメージがあった。 実際の撮影現場に入ると、私が想像したものよりもっとたくさんの本でとり囲まれていた。

ある意味、本はジョゼにとて世の中の光であり、想像の翼を広げて遊び回れる空間だ。華やかなものではなく、より豊かに作り上げられたようだ。

-予告編に描かれている場面の中にはジョゼがヨンソクに不愛想に接する場面がある。 そうしながらとても薄い微笑みを浮かべもするが、そのシーンを見て、ハン・ジミンのジョゼがどのようなトーン&マナーで言葉を吐き出すキャラクターなのか気になる。
映画を見ることになる観客はおそらく原作の中の池脇千鶴が見せてくれた方言、演技のトーンと比較しながら見ることになるだろう

=ジョゼがどんな表情とトーンでセリフを吐き出さなければならないかについては監督が求める明確な志向点があった。

今この対話だけでジョゼらしい、ということを理解させることが本当に難しいが、予告編に登場する『毒でも入ってるかも知れないって?』というセリフを言うときを例に挙げると、ジョゼだけの妙なユーモアが映画に間違いなく描かれている。

-ジョゼとヨンソクが偶然に出会い、互いの心に動揺が起こるようになって、またある瞬間からは互いに入り込みながら変化することになるが、演技しながらひときわ記憶に残る瞬間があったのか

=多分観客はそんな瞬間がよく現れない映画を見ることになるだろう (笑)

もちろん演技する私にはそれなりに変化の瞬間があった。

<ジョゼ>はヨンソクの温かい心根から関係が始まる映画だが、劇中のジョゼはセリフよりは様々な状況と表情で心が動く瞬間を見せてくれる。

ジョゼとヨンソクの動線変化でも、その感情の変化を読めるようになるだろう。 私たちがよく日常で感じる感情の中に、そばにいなくなってようやくその大切さを悟るようになる瞬間があるじゃないか。

映画でもそんなヨンソクの存在感を悟るようになるジョゼの瞬間が描かれている。 

-後半に続く

元記事と画像の出所:(cine21)

感想

2018年の青龍映画賞では<ミスペク>で賞賛を浴びたジミンさん。

私は「イサン」の頃からしか知りませんが、まもなく40代を迎えるジミンさんは今や韓国を代表する女優さんに成長されましたね。

守られるイメージの強かったジミンさんが、「ジョゼ」の広報活動では主演女優としてナムジュヒョクさんをリードされている姿に貫録さえ感じました。

後半ではこれまでの作品についても語られています。お楽しみに!

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